はこだて検定、渡辺君が小学生初の合格
update 2010/12/17 12:36
函館商工会議所は、11月に実施した「第5回函館歴史文化観光検定(はこだて検定)」試験の結果を発表した。初級は受験者384人に対し合格者115人で、合格率は29.9%と前回より6.2ポイント上昇した。上級は受験者72人に対し合格者32人で、合格率44.4%と前回より19.8ポイントの大幅アップとなった。また初級では函館あさひ小6年の渡部響君(11)が小学生として初の合格を果たした。
はこだて検定は、初級、上級ともに試験時間90分以内に100点満点中70点以上で合格となる。今回の初級では平均点が62.2点と前回を6.3点上回り、それに伴って合格率も上昇した。また合格者の最年少記録も第1回試験の14歳(中学生)から一気に3歳更新した。同会議所では「はこだて検定のテキストは中学生以上に理解できるように作られているが、興味があれば小学生でも合格できることを証明してくれた。市内の小学校の教材としてもテキストが利用される例が増えているので、今後も積極的に若い世代に受験してほしい」と話している。
一方、上級の平均点も74点と前回を4.4点上回り、合格率も過去最高を記録。同会議所では「問題のレベルを下げているわけではなく、連続して受験している割合が多いのが(合格率アップの)要因ではないか」とみている。
今回を含めた初級(全5回)と上級(全4回)の受験者合計は2955人。同会議所では「はこだて検定が市民に定着した感はあるが、検定用のテキストが約8000部販売されていることを考えると、まだ受験をためらっている人も多いのでは」とさらなる受験者拡大を目指している。
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