「箱館歴史散歩の会」記念講演会

update 2010/12/17 12:35


「箱館歴史散歩の会」(同会主催)の第50回記念講演会が16日、市地域交流まちづくりセンターで開かれた。約200人が参加し、市内船見町の称名寺住職で南北海道史研究会会長の須藤隆仙さん(80)や、同会主宰の中尾仁彦(とよひこ)さん(68)の話に聞き入った。

 同会は2008年4月にスタート。毎月1、2回開かれており、1回約2時間、西部地区の建物や碑、跡地などを歩いて巡りながら歴史を再発見している。中尾さんによるとこれまで述べ約3700人が参加した。

 最初に須藤さんが「史跡探訪の楽しみ」と題して講演。自身が郷土史研究の道に入ったことについて、若いころ、寺で日曜学校を開き、子供に函館の童話を紹介したことが好評を得て、次第に大人や取材する人も多く訪れ、寺にある史料や墓の人物の解説をするため、多くを調べることになったと話した。「自分で歩き、自分の住む街を興味深く調べると多くの発見ができる。函館はまだ新発見がたくさんできる。皆さんもぜひ、続けてほしい」と話した。

 続いて中尾さんが「箱館歴史散歩の会50回の歩みについて」と題して、これまでの活動を振り返った。自身が05年から08年にかけ、東海道や中山道など江戸五街道約1250`を歩いたほどのウオーキング好きと、歴史研究好きが合わさり、さらに同世代の引きこもりを防ごうと同会を開いたことなどを述べた。「100回開催を目指し、郷土の歴史という宝を、皆さんと一緒に発見していきたい」と参加者に話しかけた。

 また、節目を記念し、函館の人物や街について紹介する「箱館はじめて物語」を自費出版(A4判、88n)したことを話した。

提供 - 函館新聞社


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