函館市の審議会委員公募に女性優先枠 西尾市長「困難」

update 2010/12/15 10:05


 函館市議会第4回定例会は14日も一般質問を継続した。西尾正範市長は、市が設置している各種審議会において、委員公募に女性優先枠を設けることは困難との考えを示した。

 竹花郁子氏(無所属)の質問に答えた。

 市総務部によると、今年4月現在で93ある審議会のうち、19の審議会で女性委員がいない。専門分野に適任者が少ないことや、各種機関の代表者に女性がいないことなどを理由としている。

 竹花氏は「女性委員登用促進のための取り組みを積極的に進めるべき」として、女性優先枠の義務化を求めた。市長は「審議会の性格によって専門性を求められる場合があり、優先枠義務化は難しい」とした上で、女性が不在であったり、登用率が30%に満たない審議会で、公募枠や女性優先枠の拡充に取り組む考えを示した。

 一般質問には竹花氏と三遊亭洋楽氏(無所属)の2氏が登壇し、この日で終了した。市は質問終了後、国の緊急総合経済対策補正予算成立に伴い、公共事業前倒し発注や、来年1月からの子宮頚がんほか3種のワクチン公費助成などを盛り込んだ本年度一般会計補正予算など、議案3件を追加提案した。

 16日に各常任委員会を開き、提出された30議案について審議する。

提供 - 函館新聞社


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