厚沢部、渋田町長が再選出馬を表明

update 2010/12/14 10:16


 【厚沢部】渋田正己厚沢部町長(67)は13日に開かれた第4回定例町議会で、任期満了に伴う来年4月の町長選に再選を目指して出馬する意向を正式に表明した。

 中山俊勝氏、山崎孝氏の質問に答えた。渋田氏は「町民と英知を結集して、明日への歩みを進めるため、力の及ぶ限り一身を投じたい。町民が安全安心な生活を送るため、再度町政を担わせてほしい」と決意を示した。同町長選ではこれまでのところ、渋田氏以外に出馬の動きはない。

 渋田氏は就任直後の2007年から、町の財政基盤の強化とともに、中学生までを対象とする医療費無償化などの子育て支援策の充実、国保病院の経営改革、特別養護老人ホームの増床など、福祉政策を通じた定住人口の維持につなげる政策を推進。

 町の全額出資で第3セクター「素敵な過疎づくり株式会社」を立ち上げ、道内外からの移住や長期滞在の促進、高齢者専用住宅の誘致による人口増加対策などを実施した。サツマイモやブロッコリーなど戦略作物の導入による農業の基盤強化や雇用確保にも取り組んでいる。

 渋田氏は室蘭市出身。江差高卒。62年町役場入り。町教委次長、国保病院事務長、農林商工課長などを経て95年に助役に就任した。03年の町長選で初出馬したが、現職の澤田孝一氏と争い138票差で落選。07年町長選では57票差で澤田氏を破り初当選した。

提供 - 函館新聞社


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