万代町会館に「交流サロン」開所
update 2010/12/12 12:00
函館市の万代町在宅福祉委員会のメンバーでつくる「函館の地域福祉を考える会」(伊藤千代会長)が11日、地域住民が気軽に集える「交流サロン」を開所した。同会事務局長で発起人の永澤和枝さんは開所式で「お年寄りら地域住民がくつろぎながら交流し、生き生きと生活してもらえる場になれば」と抱負を述べた。
同会会員は、万代町会(立花忠純会長)と同委と連携し、@町会館を有効活用するA町会館の行事に若い世代を巻き込むB一人暮らしの70歳以上のお年寄りの社会参加を図る|を目的に、2年前から準備を進めてきた。当面はイベントを企画して幅広い年代の住民が集まるきっかけを提供するが、いずれはイベントのあるなしにかかわらず自由に集える場づくりを目指している。
会館事務所には「ヘンゼルとグレーテル」「うらしまたろう」など童話の絵本やそろばん、けん玉、手製のおはじき、マージャンなどを用意。多くは住民からの寄付で、今後は会館内で自由に利用してもらう。
この日は、開所式に合わせてクリスマス会も開催。主催者あいさつで、同町会の立花会長は「高齢者の声を発信していける場になれば」、伊藤会長も「多くの関係者の尽力でサロン開設に至った。これから頑張りましょう」と呼び掛けた。
来賓の市社会福祉協議会の阿知波健一地域福祉課長は「人間関係が希薄化する現代で、こうした試みは新たな一歩で他町会への波及も期待できる。社協としては協力体制を築き、地域福祉の前進につなげたい」とあいさつした。
クリスマス会には地域の高齢者ら約100人が参加。函館北星小2年生による歌や、同会会員の手料理などを満喫しながらゆったりとした時を過ごした。
年明け後は3月まで毎月1、2回、町会などの行事と絡め土日を開放する。春以降は平日の実施も計画している。
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