函館市、公共工事前倒し発注 子宮頸がんワクチンなど3種も

update 2010/12/11 16:35


 国の緊急総合経済対策にかかわる補正予算の成立を受けて、函館市は10日、開会中の市議会第4回定例会に総額5億4900万円規模の補正予算を提案すると発表した。公共工事の前倒し発注や、来年度からとしていた子宮頚がんなどワクチン3種類の公費助成を来年1月からに早める。14日の一般質問終了後に一括提案する。

 公共事業の前倒しは34事業、3億3200万円分を追加発注し、財源の大半は国の地域活性化交付金で賄う。一般会計分では青函連絡船記念館摩周丸や小中学校の施設改修などを予定しているほか、特別会計分では水産物地方卸売市場の施設改修、笹流ダムのトイレ改修を盛り込んでいる。

 市は11月にも単独で総額3億円の公共工事前倒し発注を行っており、前倒し分の総額は6億3200万円、発注件数は延べ129件。市財政課は「議決され次第、年末から発注を始める」としている。

 一方、ワクチン接種の公費助成は子宮頚がんとヒブ、小児用肺炎球菌の3種類で実施。市立函館保健所によると、対象は子宮頸がんワクチンが中学1―3年生と高校1年生の女子、ヒブと小児用肺炎球菌ワクチンが0―4歳の乳幼児。議決されれば1月から始める予定で、子宮頚がんで約5160人、ヒブと肺炎球菌で約1万5180人分の接種費を確保した。

 接種は市内の医療機関で、3月末まで無料で受けられる。いずれも任意接種のため、同保健所は「少しでも多くの市民に受けてほしい」としている。

提供 - 函館新聞社


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