来春に「企業局」新設へ…函館市議会
update 2010/12/10 13:57
函館市議会第4回定例会は9日も一般質問を継続し、5氏が質問に立った。西尾正範市長は来年4月をめどに、水道局と交通局を統合し「企業局」を新設する意向を明らかにした。庶務や経理などの管理部門をまとめ、組織の効率化を図る狙い。
斉藤佐知子氏(民主・市民ネット)の質問に答えた。
市は本年度の組織改編で、行財政改革の一環として交通局専任の公営企業管理者を廃止し、局長を部長級とする新体制に移行。企業管理者は西尾市長が兼務し、局内の意思決定機関として、本年度から新たに経営会議を設置している。
一方で新体制移行に合わせ、合理的な業務運営を図る観点から、公営企業全体の組織見直しに関する検討を進めていた。
市長は企業局の設置について「軌道事業にも管理者を置くことで、本来の経済性をより発揮することが可能になる。庶務、経理など管理部門の統合で効率的な組織になる」とメリットを説明。来年4月の統合に向け、「安全管理体制に関する国との協議や、条例など関係規定の整備を鋭意進めていく」と述べた。
一般質問にはこのほか、村井正幸氏(新生クラブ)、小野沢猛史氏(市民クラブ)、茂木修氏(公明党)、市戸ゆたか氏(共産党)が登壇した。
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