仲間と発展誓う…渡島農業改良実績発表大会
update 2010/12/10 13:55
【北斗】青年農業者が日々の仕事への思いを伝える「第61回渡島農業改良実績発表大会」が9日、北斗市農業振興センター(東前74)で行われた。農業を取り巻く課題や研究内容、将来の夢を8人が堂々と発表。「仲間で協力して地域農業を盛り上げていこう」と結束を誓った。
知内、北斗、七飯、八雲の、青年農家でつくる「渡島4Hクラブ連絡協議会」(山田康生会長)と渡島総合振興局の主催。課題解決を探る「プロジェクト発表」に3人、体験談で青年農業者の役割を伝える「アグリメッセージ発表」には5人が登壇した。
プロジェクト発表で最優秀賞を受けた、八雲町の長谷川公彦さん(28)は、かすみそう栽培のハモグリバエ被害対策について報告。害虫の活動が気温に大きく左右されることを指摘し、「この生態を利用した防除が効果を挙げている。もっと研究を重ね、地域に貢献できるよう頑張りたい」と結んだ。
アグリメッセージで最優秀賞に輝いたのは七飯町の池田純也さん(22)。昨秋、七飯町の海外交流事業でアメリカを訪れた体験を語り、「『消費者の笑顔を見たくて農業経営を楽しんでいる』と現地の農家から掛けられた言葉が今でも忘れられない。生産者と消費者の距離が近く、農業を好きになるきっかけにもなった」と声を張った。
このほか、サツマイモを新特産品にと奮闘する、北斗市の山本隆久さん(31)がプロジェクト発表で優秀賞となった。審査は、道南農試職員と農業士らが担当した。
最優秀の2人は、来年1月に札幌市で開かれる北海道青年農業者会議で渡島代表として発表する。
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