知内産ニラ10億円突破

update 2010/12/9 10:08


 全道一の生産量を誇る知内産ニラの今年の販売額が初めて10億円を突破した。知内町ニラ生産組合(石本顕生組合長、74戸)は8日、函館市内のホテルで記念式典と祝賀会を開き、生産開始から約40年かけての悲願達成を喜び合った。石本組合長(57)は「2年後の12億円突破を目標にこれからも頑張っていきたい」と話している。

 知内産のニラは、甘みがあり、葉の幅が広く肉厚なのが特長。1971年、町内の農家8戸で生産を開始。75年に同生産組合が発足した。97年にブランド名を「北の華」として販売、販路を拡大してきた。また、結束テープに生産者番号を明記するなど品質管理を行ってきたほか、味の良さから消費者や市場関係者から高い評価を集め、全国的なブランドに成長した。

 販売額は2000年に5億円、07年に8億円の大台を突破した。今年は猛暑の影響で年間生産量は1661トンと昨年より減少したが、価格の上昇で販売額は10億6750万円となった。

 この日開かれた記念式典には生産者や関係者約130人が出席。石本組合長はあいさつで「10億円は一つの区切り。安心、安全をモットーに次の目標に向かって『北の華』を作り続けたい」と述べ、気持ちを新たにした。また、脇本哲也知内町長も「組合員が心をひとつにして取り組んだ大きな成果。10億円は通過点であり、今後も良質なニラの生産を期待している」と祝辞を述べた。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです