緑化活動啓発コンクール作文部門で齊藤、日向さん入賞

update 2010/12/9 10:07


 公益社団法人北海道森と緑の会(札幌)が主催する、本年度の「緑化活動啓発作品コンクール」作文部門で、函大付属柏稜高校2年の齊藤仁美さん(16)が優秀賞、3年の日向綾華さん(17)が佳作に選ばれた。2人は「この受賞を機会に一層、古里の自然を大事にしたいという気持ちになった。緑化活動に積極的に参加していきたい」と喜んでいる。

 同コンクールは作文、ポスター、標語の3部門があり、本年度は全道の小中高生から358点の応募があった。

 齊藤さんの作品は、緑の羽根募金や高校で取り組む植樹活動に触れ、「住みやすい環境になればなるほど、多くの緑が失われている。一度失った自然を再びその場所によみがえらすことは簡単ではない」と指摘。「問題解決には同年代や小中学生らに緑の大切さを伝えていく、理解してもらうことが大切だと考えている」と結ぶ。

 日向さんは、終戦記念日に家族で交わした会話が題材。戦争で人間と自然が破壊された悲惨な過去を振り返り、「現在は、地球温暖化という人為的な自然破壊が進んでいる。私たちは自然の中で生かされているということを忘れなければ、ともに生活していける方法を考えていくことができるはず」と強調している。

 同校で7日、表彰状伝達式が行われ、渡島総合振興局林務課の大和田収主幹が2人に賞状と記念品を伝達した。作文の入賞は、渡島・桧山両管内では同校の2人だけ。

提供 - 函館新聞社


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