ガゴメ魅力再確認
update 2010/12/8 13:43
独特の粘りと豊富な栄養で人気のガゴメ(トロロコンブの仲間)の知識や家庭料理を学ぶ「第5回函館がごめカフェin恵山」が7日、函館市大澗町の尻岸内会館で行われた。恵山近隣に住む主婦ら約40人が参加し、専門家の講演と試食会で交流を深めた。
函館市の委託事業で、函館がごめ連合の主催。有数の漁場である恵山地域の生産者らに、その魅力を再確認し、一層の消費拡大を図ろうと企画した。
ガゴメ研究の第一人者、北大大学院水産科学研究院の安井肇教授が講演。近年ガゴメが、料理や医療面で注目を浴びていることに触れ、「恵山の地形や海流がガゴメの生長に適している。これだけ繁茂しているのは世界でもここだけ」と説明。資源の活用策の一つに特産品の組み合わせを示し、「ガゴメ・ゴッコ汁は必ず人気になる。恵山から素晴らしい名物が生まれる」と提言した。
また、ガゴメは名前の由来など不明な点が多く、安井教授は「ガゴメの古里である恵山のみなさんに、情報や意見を寄せていただきたい」と研究への協力を呼び掛けた。
試食会では、同連合アドバイザーの秋保栄さんが、ガゴメを組み込んだ創作料理を用意。いなり寿司、酢の物、豆の煮物、吸い物、白玉団子、カスタードプリンで、秋保さんは「ガゴメは縁の下の力持ちのような存在で、料理のうまさを引き立ててくれる。家庭から、ガゴメ料理を広げていってほしい」と紹介した。
椴法華地域の銚子町から参加した岡山紀子さん(70)は「ガゴメの奥深さを実感した。とろろ以外でも色々なメニューで、おいしく食べられることも分かった」と話していた。
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