函館駅でも記念イベント
update 2010/12/5 14:48
東北新幹線が全線開通した4日、JR函館駅でも特急「白鳥」と「スーパー白鳥」を乗り継いで新幹線を利用する旅行客の出入りが活発化した。地元自治体や観光関係者らによる出発式やお出迎えイベントも行われ、駅内は終日歓迎ムードに包まれた。 函館発新青森行きの一番列車として東北新幹線と最初に接続する「スーパー白鳥20号」(午前7時24分)の出発式が、同7時ごろから6番ホームで行われた。
式には寺山朗渡島総合振興局長、小柏忠久函館市副市長、寺坂伊佐夫みなみ北海道観光推進協議会会長、吉田明彦函館国際観光コンベンション協会専務理事が出席。寺山局長は「新幹線を通じて東北や北関東からの新たな観光需要が生まれることで、道南地域が北海道の経済の起爆剤になることを期待したい」とあいさつした。
続いて記念のくす玉が割られると、関係者や見学に訪れた一般市民から大きな拍手が起こった。ミスはこだての高橋千尋さんから運転士と車掌へ花束が贈呈された後、地元のマーチングバンド「マキシマム」の勇壮な生演奏をバックに、列車は新幹線「はやて20号」が待つ新青森へ向けて旅立っていった。
この日は、東北新幹線から特急を乗り継ぎ函館入りする旅行客を迎えるお出迎えイベントも行われた。
盛岡発の新幹線「はやて93号」に接続した特急「白鳥93」は、定刻通り同10時26分に函館駅到着。改札出口にはイカール星人(函館市)やうにまる(奥尻町)、カールス君(鹿部町)などの道南地域の人気ご当地キャラクターが集合。旅行客にJR職員や観光関係者らとともに、道南特産のさきいかや観光パンフレットなどを配布してPRした。
函館市内の親族の法事のため、東京発午前6時28分発の東北新幹線はやて11号に乗り、新青森駅からスーパー白鳥11号で函館入りした横浜市の会社員、木村保昭さん(55)は「今日は東北新幹線開業日とあり、座席予約が大変だったが楽しみだった。まだ函館までは長旅という感じですね」と話していた。埼玉県川口市の主婦、秋元華那美さん(21)は「鉄道ファンとしてぜひ(東京発の)1番列車に乗って函館に来たかった。イカを食べ、クリスマスファンタジーや夜景を楽しみたい」と話していた。
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