新青森駅―八戸駅きょう開業
update 2010/12/4 15:34
【青森】東北新幹線は4日、八戸駅―新青森駅間81・2キロが開業し、1972年の整備計画決定から38年で、ついに全線が開通する。青森市内では3日、祝賀行事の実施に向け、新青森駅を中心に準備作業が進められた。
新青森駅では、4日午前6時31分に一番列車「はやて12号」が出発し、東京―新青森間を最速3時間20分で結ぶ。函館までの特急「スーパー白鳥」「白鳥」は4日から運行区間が函館―新青森間に変更され、全列車が新幹線に接続。函館―東京間は最速5時間44分となり、14分短縮される。
青森市内で4日正午から開かれる開業記念祝賀会には、高橋はるみ知事や西尾正範函館市長ら本道関係者も出席。2015年度の北海道新幹線新函館駅(仮称)の開業をPRする。新青森駅前では同日から記念イベント「うまし たのし 青森正直市」が開かれ、道南からも北海道新幹線新函館開業対策推進機構や各自治体、食品業者らが出店する。
新青森駅では3日夜、開業セレモニーのリハーサルが行われ、くす玉を割るタイミングなど入念なチェックが行われた。現青森駅前でもJR東日本が建設した物販施設「A―FACTORY」の内覧会が開かれ、三村申吾青森県知事ら多くの関係者が訪れていた。
正直市に出店する上ノ国町の海産物業者「食彩工房」の佐藤武人代表(55)は3日早朝に青森入りし、出店ブースにホッケのみりん干しやスケソウダラなど約25種類の商品を並べる作業に追われた。佐藤代表は「新青森開業で関東からもたくさんのお客さんが来る。少しでも道南に足を運んでもらえれば」と、開業効果に期待していた。
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