開学精神の書飾って 夕陽会が函教大に寄贈
update 2010/12/3 09:57
道教育大函館校の同窓会「夕陽(せきよう)会」はこのほど、同校の発展を願う開学の精神の書を同校に寄贈した。橋田恭一会長らが雁沢好博副学長を訪れ、書と目録を手渡した。書は、学生に開かれた副学長室に飾られる。
開学の精神は「土地墾闢(こんびゃく)、人民蕃殖(ばんしょく)」。明治天皇が北海道開拓に向けて発した御沙汰書から、開拓長官が函館着任時の勅語として発布したものを、函館師範学校(道教育大函館校の前身)初代校長の和田喜八郎が開学の精神として唱えたことに由来する。「荒れた土地を切り開き、人々が多産繁栄する」の意味で、課程改組を行った同校に新たなスタートを切って発展してほしいとの願いを込めて贈った。
書は、同会の会員でもある安保勝順(号は天寿)さんに依頼し、11月上旬に完成した。2枚合わせて全紙サイズの紙に、21世紀を生きる学生の前途を力強い字体で表現した。同会は「開学の精神は、新しい大学に生まれ変わった函館校の教育理念にぴったり当てはまる」と話している。
贈呈式で雁沢副学長は「新しい時代の教育の指標として生かしたい。毎週月曜日は副学長室を学生に開放しているので、多くの学生に見てもらいたい」と感謝した。
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