観光客2年ぶりぶり300万人台回復…函館市上半期

update 2010/12/2 12:44


 函館市は1日、本年度上半期(4―9月)の観光客数(推計値)を発表した。前年同期比8.4%増の約311万7000人で、2006年度以来の増加に転じるとともに、08年度以来2年ぶりに300万人台を回復した。JRA函館競馬場のリニューアルオープンや、箱館奉行所の復元オープンなどの効果に加え、新型インフルエンザの影響が落ち着いたことや全国的な景気の回復傾向が増加につながったとみられる。

 函館を訪れる際に利用した交通機関別にみると、高速道路利用料金の休日割引制度が奏功し、バスで123万5400人(前年同期比20・4%増)、乗用車で56万2500人(同6・3%増)と伸びた。市観光振興課はバスの大幅な増加について「高速の割引に加え、安価なバスツアーが人気を集めている」と分析する。航空機も33万3400人(同9.4%増)と回復した一方、JRは83万1500人(同2.5%減)、フェリーも15万4600人(同5・4%減)と振るわなかった。

 月別の観光客数では、4―8月はいずれも前年同期比から増加、特に4月は新型インフルエンザの影響が落ち着いたことで31.2%増。競馬場がオープンした6月、奉行所が復元オープンした7月も10%以上の伸びを示したが、9月は「シルバーウイーク」と言えるほどの大型連休がなく、同7.4%減だった。

 下半期(10―来年3月)はここ2年間145万人台で推移しており、これを維持した場合で年間客数は450万人に達する見通し。市は12月4日の東北新幹線新青森開業に向け、南東北・北関東中心にPRに力を入れており、同課は「新青森開業で好影響が出てくれれば」と期待する。

提供 - 函館新聞社


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