恵山 早くもノリづくり
update 2010/11/27 12:01
例年、年明け後の厳冬期に最盛期を迎える自家製のノリづくりが、函館市恵山町で早くも行われている。「11月にこれだけとれるのは珍しい。正月には、おいしいノリが食べられそうだ」と漁師は汗を流している。
漁は吹雪の中で行われることが多く、寒さとの戦いだが、「今年は暖かくて汗をかくぐらい。水温も高くて、これがノリの成長を早めたのでは」と推測する。
岩ノリをすだれにかたどるときは、熟練の技が必要だ。ホタテの貝殻ですくいとっては、均一の厚さに仕上げる。乾燥後は、表面を素手でこすり、不純物をはがす。「食べるのはあっという間だけど、つくるのは本当に手間がかかる」という。
自家製ノリは、漁師だけが味わえる逸品で「しっかりとしたノリの味がある。商品化すれば必ずヒットする」という漁業者も。おにぎりやみそ汁、あえ物などと調理は豊富で長期保存も可能。食べる直前にガスコンロの火で、さっとあぶれば香ばしさが増し「一度食べたらやめられない」という。
提供 - 函館新聞社
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