国産第1号の復元ストーブ火入れ式
update 2010/11/26 10:32
国産第1号の復元ストーブの火入れ式が25日、函館市末広町13の箱館高田屋嘉兵衛資料館で行われた。函館大谷幼稚園(元町)の園児13人をはじめ、関係者など約50人が参加。日本初のストーブに火入れを行った約150年前に思いをはせた。
函館に入港していた英国船のストーブを見本に、箱館奉行の命を受けて1856年(安政3)に日本最初のストーブが完成。ストーブを初めて試しだきしたのが11月25日とされる。この日を記念してストーブの日実行委員会(石塚與喜雄委員長)が「ストーブの日」を制定し、以来毎年火入れ式を行っている。
石塚委員長はストーブ誕生の時代背景などを説明しながら、「私たちを暖かく包んでくれるストーブのように郷土を大切にしていこう」とあいさつした。
着火はストーブ復元に尽力した故・会田金吾さんの次女、木幡有美子さんが行い、続いて園児らもストーブの前で石打ちを体験。園児らは初めて持つ火打ち石に「重たいね」と言いながらも「火がパチパチあったかい」と笑顔。
木幡さんは「道南の歴史研究に熱心だった父は、ストーブの会立ち上げにも楽しんで活動していた。たくさんの人に集まっていただいて、喜んでいると思う」と感慨深げに話していた。
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