中国人富裕層の観光客誘致学ぶ
update 2010/11/26 10:31
中国人富裕層の旅行者を本道・函館に誘致するために必要なことを学ぶ「海外富裕層旅行者の受け入れノウハウを学ぶ 中国人観光客が求める北海道像とは〜リピーターを創出するために〜」が25日、サン・リフレ函館で開かれた。中国の事情に詳しいDLC日中ビジネスコンサルティング(福岡)社長の青木麗子さんが、本道や函館観光の課題などを話した。
海外富裕層の観光客向けに無料外国語サービスなどをする道ラグジュアリー・トラベルセンター(札幌)が主催し、観光業など約30人が参加した。
青木さんは、今年夏に上海の旅行情報誌が行った「日本で一番行きたい場所」のアンケートで、北海道が1位だったことを紹介。オホーツクなどでロケを行った中国映画「非誠勿擾」の影響で、「北海道の自然という情報発信があったおかげ」と、プロモーションの重要を挙げた。
前日に函館市内を巡って感じたことに「外国人に来て良かったと思わせるには、異国情緒ある街の中心に、日本の文化的なものを整備することが大切」とし、古民家を活用するなど外国人が喜ぶ物を整備することを勧め、「点として存在するが面として育て、国際的競争力が高く、滞在時間が多くなる魅力ある街づくりを」と述べた。
また、中国でも修学旅行が行われており、教育委員会などが連携を密にして誘致活動を進めることや、芸術的な土産品、航空路の充実を訴えた。最後に「中国人の本心は日本に強い憧れを持っている。函館だけでなく、北海道全体を回ってもらい、良さを広めてもらう工夫を続けてほしい」と話した。
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