就職応援連携会議、新規高卒者に仕事を
update 2010/11/25 10:43
新規高卒者の就職を支援する就職応援連携会議が24日、函館市美原4の渡島合同庁舎で開かれた。行政や教育、経済界関係者ら22人が出席し、情報を共有して雇用確保に努めていくことを確認した。
長引く不景気で雇用情勢が厳しい中、関係機関が一丸となって来春卒業予定の高校生の就職支援をしようと、渡島総合振興局が主催した。
同局の中村慎一産業振興部長が「未来ある若者が活躍できるよう、関係機関の協力をお願いしたい」とあいさつ。9月末現在の道南の新規高卒者に対する求人倍率は0・59倍で、昨年同期より3・5ポイント下回っていることなどが示された。
校長や保護者からは、就職試験で不採用が続いて生徒が自信を失いがちであることから、「克服するには、粘り強く受験させることが大事。家族間の会話で職への適性を見極めることも重要」という意見が挙がった。
企業側からは、人員を切り詰めて激務で乗り切っているところが多数という現状が伝えられ、「即戦力を求めているが、社会づくりを担う上で新卒者採用の必要性も理解している。ただ、中高年の再雇用や身障者採用など、新卒者だけに目を向けられない問題もある」とした。
道が実施した保護者への意識調査で、道外企業への就職を6割が考えていないと回答したことが分かり、道は「特徴的な結果で、保護者と企業間に意識のずれが生まれている。保護者や企業が同じ認識を持って課題解決に臨むことが必要」と指摘した。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。