歯の装着治療、1日で終了。吉田歯科口腔外科
update 2010/11/24 13:17
吉田歯科口腔外科(函館市湯川町1、吉田康仁院長)は10月から、道南の歯科では初となる、歯科用の「CAD・CAM(コンピューター利用設計・コンピューター支援製造)システム」を導入した。同システムは、口腔内に装着する歯の修復物や、補綴物(ほてつぶつ)を、コンピューター制御により設計から製作する。数日から1週間以上必要としていた装着の治療が、システムの導入によって1日で終了できるようになった。
修復物や補綴物は通常、歯科技工士が手作業で製作し、同歯科でもシステムを導入するまでは歯科技工士が作っていた。
修復物などの材料は、変色しないセラミック(陶材)を使用。同システムでは、セラミックのブロックを削って製作する。事前の歯の型取りが不要で、歯を削った後、歯科技工士が3D光学カメラで口腔内を撮影。その後、パソコンの画面に映し出された映像を見ながら修復物や補綴物を自動設計し、さらに連動したミリング(削り)マシーンが自動製作する仕組みで、所要時間は1時間程度。
吉田院長は「作業効率が図られ、少数の歯なら治療は1日で終了する。治療の中でも不評の歯の型取りがなくなり、何度も通院する必要がなくなる」とメリットを話す。
この治療は現在、保険外診療となっている。
同歯科は27日午後1時半から、函館国際ホテル(大手町5)で市民講座を開講し、システムの実演を行う。定員30人。入場無料。申し込み、問い合わせは同歯科TEL0138・59・3918。
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