北斗市議会新幹線特別委が計画案、新駅施設2階建てに

update 2010/11/23 15:06


 【北斗】市議会新幹線建設促進調査特別委員会(中井光幸委員長)が22日、開かれた。市は新駅付帯施設の整備にかかわり、新幹線の線路高が当初予定より2メートル下げられて整備されることを受けて、施設の高さを3階建て18メートルから2階建て16メートルに変更する計画案を示した。

 新駅は、橋上駅として整備され、付帯施設は、駅舎南側に結合する部分の建物。エスカレーターなどの昇降設備や通路などは鉄道・運輸機構が整備し、市は観光案内所やイベントスペースなどとして活用を想定する施設東側部分を担う。駅に乗り入れする新幹線線路の高さが在来線と同じ高さで整備される方針となったことから、建物高や階数の見直しを進めた。

 市は「3階建てでは1、2階部分の天井高が低く、圧迫感がある。駅整備全体のコンセプトともマッチしない」とし、1、2階吹き抜けの開放的な空間とした。建物の東西幅も約50メートルから約70メートルと横長の建物とすることで、南口駅前広場に隣接する「物販ゾーン」との連携を図る形状とする方針を示した。

 また、新駅北口の整備では、エスカレーターを整備せず、将来的に増改築により設置できる用地を確保して整備したい考えを示した。委員からは「遅かれ、早かれ整備するのであれば、当初から一体の事業として計画することが必要ではないか」とする意見が出された。市は、新駅南側の開発整備を優先とする方針から、「南口側の整備が進んだ段階で、北口側の利便性向上も検討したい」とした。

 会議に先立ち、新幹線工事の進展状況を確認する現地視察が行われ、清川、千代田地区の大野川橋りょう、七飯町の函館総合車両基地などを見学。万太郎路盤工区の起点側高架橋工事現場で、鉄道・運輸機構北斗鉄道建設所の坂本成良所長から「来月初めには、万太郎トンネルの出口側の掘削工事が開始される」などの説明を受けた。

提供 - 函館新聞社


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