小学生、消防士や新聞記者の仕事体験 はこだてキッズタウン

update 2010/11/22 15:23


 子どもの職業体験イベント「はこだてキッズタウン」(北海道コカ・コーラボトリング主催)が21日、函館市千代台町の市青年センターで初めて開かれた。市内の小学3、4年生約200人が参加し、消防士や警備員、新聞記者などの仕事を体験し、社会の仕組みを学んだ。

 「キッズタウン」は、北海道コカ・コーラが札幌での職業体験イベントに参加したことをきっかけに、昨年包括連携協定を結んだ函館市との関係を生かして開催。同社をはじめ、函館新聞社や市消防本部など16の企業・団体がボランティアで出展し、約380人の応募の中から抽選で選ばれた200人が参加した。

 子どもたちは好きな業種で仕事を楽しみ、給料として疑似通貨「イカール」をもらって買い物をする一方、子どもの自主性を尊重するイベントとあって保護者は手を貸さず、わが子の奮闘ぶりを見守った。

 このうち消防士体験では、現役消防隊員がロープワークを伝授したほか、担架を使った救助体験などが行われた。ツアーコンダクター体験は女子児童の人気が高く、子どもたちは“ツアー参加者”となった保護者にセンターの中を案内していた。

 ツアーコンダクターを体験した中央小3年の下倉美月さん(9)は「いつもは連れてってもらうので、自分たちで案内するのが楽しかった」とにっこり。市内陣川町の高木恵美さん(36)は娘の楓さん(9)が参加し「親にとっても助かるイベント。これからも続けてほしい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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