函商高会計ビジネス科1年生、電卓検定3級以上に全員合格
update 2010/11/20 12:41
函館商高校(滝田進校長)会計ビジネス科の1年生40人全員がこのほど、日本電卓技能検定協会(東京、安部辰志理事長)の電卓検定で3級以上を取得した。19日、安部理事長が来校し、生徒に合格証書を授与した。
同科は本年度に新設された教育課程で、簿記会計などの基礎技能として電卓の習熟に取り組む。
7月と9月に電卓検定が行われ、1級に32人、残り8人も2級、3級に合格。さらに小松麻梨乃さん(15)が6段(正速士六段)を取得したのをはじめ、11人が有段者となった。小松さんは「さらに上を目指していきたい」と意欲をみせる。
同科の電卓の授業では、利き手と異なる左手の入力を励行し、問題を連続して正解する練習に取り組む。同科の生徒が主力の簿記同好会が、先に開かれた全日本電卓競技大会全道大会で、初出場ながら団体競技で優勝を果たしている。
同協会によると「高校に入学してからわずか半年という短い期間での段位取得は全国的にも珍しい」としている。
この日来校した安部理事長は同科の授業を見学した後、生徒に合格証書を手渡した。また、特別授業も行い、「電卓は根気、集中力、正確さが必要で、人として歩むべき道を教えてくれる。今の勉強が生かされる仕事に就けることを願っている」と激励した。
同科の生徒は21日に行われる日商簿記の3級試験に挑戦する。大谷美奈さん(16)は「安部理事長の話したことを心に刻み、合格目指して頑張ります」と意気込みを見せていた。
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