アンテナショップ「ぷらっと江差」26日にオープン

update 2010/11/19 10:03


 【江差】江差町本町の空き店舗を活用したアンテナショップ「ぷらっと江差」が26日にオープンする。優れた地場産食材のPRとともに、市場には出回りにくい規格外の農水産物の販売ルートの開拓を目指す。店舗では町内の事業者が試作した加工食品なども提供。食味への評価や値ごろ感など消費者の反応を探り、農水産物の消費拡大や地域活性化の目玉となる、新たなご当地グルメ≠フ開発につなげたい考えだ。

 アンテナショップは、地域ブランド品の開発や地場産品の販路開拓などを支援する、厚労省の地域雇用創造実現事業を活用。道道江差停車場線に面した商店街にある「旧かねきち食堂」(本町100)の空き店舗を利用する。町地域雇用創造協議会(会長・濱谷一治町長)が開設し、江差商工会(飯田隆一会長)に運営託する。事業期間は2012年3月まで。

 店舗内では、地場産の農水産物を生かした「いかめし」「ぬかぼっけ」「サケの山漬け」「いかバーグ」などの加工食品の販売や試食をはじめ、食材や調理方法などのPRを行う。町内の事業者が開発した加工食品などの試食は、毎日2―3品の商品を提供してもらい、アンケート調査などを通じて、消費者の好みや売れ筋商品などのマーケティング情報を収集。出店者に新商品の開発や既存商品の改善に向けたヒントとなる情報を提供する。

 また、スーパーなどの市場には出回らない規格外の農産物をはじめ、漁獲量が少ないため一般の流通ルートには乗せにくい魚介類などの直販にも取り組み、生産者の経営向上や地産地消に向けた機運を盛り上げたい考えだ。

 営業時間は、月曜から土曜までの午前10時―午後6時まで。26日のオープンから3日間は、先着約150人を対象に加工食品などのプレゼントもある。問い合わせは同商工会TEL0139・52・0531、協議会事務局の町産業振興課TEL0139・52・1020へ。

提供 - 函館新聞社


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