函大有斗がリングプル集め特養に車いす寄贈
update 2010/11/18 12:07
函大付属有斗高校(野又肇校長、生徒618人)は、7年間にわたり校内で集めたリングプル510キロを車いす1台と交換。17日、同校卒業生が勤務する特別養護老人ホームみなみかやべ荘に寄贈した。
リングプルの回収は、2003年度の生徒会が「学校全体で取り組むことのできるボランティア活動」としてスタート。生徒の家庭や校内でこつこつと集め、今回初めて車いすと交換した。寄贈先からは、ケアマネジャーとして務める同校卒業生の上川原治さん(41)が来校した。
贈呈式は全校生徒が出席して行い、野又校長は「一人一人の小さな力が積み上げられ車いすになった」とあいさつした。生徒会長の島影豊太郎君(2年)が生徒を代表して目録を読み、ボランティア事務局長の伊藤青杜君(同)が上川原さんに車いすを渡した。
上川原さんは「7年をかけた貴重な1台をいただけることに感謝し、大切に使います」とお礼の気持ちを伝え、「福祉の今」のテーマで講演した。福祉の仕事について「物を売ったり商売したりする仕事とは違い、対人との関係です」と人間関係で成り立つ仕事であることを説明。「皆さんもだれかに生かされているということを意識してください」と語りかけた。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。