星野さん訃報 北島三郎さん「残念だ」
update 2010/11/16 10:23
知内出身の歌手・北島三郎さんの代表作「函館の女」などで知られる作詞家の星野哲郎さん(85)が15日、亡くなった。函館の歌謡曲愛好家からは、演歌作家の第一人者・星野さんの死を惜しむ声が上がった。また、北島さんはマスコミに対し「突然の訃報に驚き、悔しさと寂しさがあふれ、本当に残念な気持ちでいっぱいです」とコメントを発表した。
星野さんは1952年、雑誌の作詞コンクールで入選した以降、北島さんの「函館の女」「兄弟仁義」、水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」などのヒット曲を数多く生み出した。
函館にちなんだ歌謡曲のレコードなどを収集する「函館の歌謡曲コレクションの会」の大寺章吉会長は「函館の女」が発表された65年当時について「すごいインパクトがあった。この名曲で函館の知名度が全国区になった」と懐かしがる。4年前には復刻版のCDが発売されたほか、9人の演歌歌手もこの曲でCDを出しているという。大寺さんは「『函館の女』は今でも色あせず、誰からも愛される名曲。星野さんの死はあまりに早すぎる」とショックを隠せない様子だった。
FMいるかのパーソナリティーを務める橋本孝さんは「一般庶民の感情に訴える作詞術はさすがだった。プロ中のプロが亡くなり本当に残念」と惜しむ。21日放送の「ハッシーの のんびり坂スタジオ」では、正午から約1時間、「星野哲郎特集」と題した番組を急きょ実施する予定。
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北島三郎さんのコメント(全文) 突然の訃報に驚き、悔しさと寂しさがあふれ、本当に残念な気持ちでいっぱいです。日本の歌謡界はもとより、たくさんの歌手の仲間たちにとりましても偉大なる作詞家、星野先生の旅立ちは、深い悲しみであり、涙していることでしょう。私にとりましても恩義、友情の絆の糸が切れ、辛く、心が傷みます。公演先よりお悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈りいたします。
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