函館市長賞「わたしは尿道」 イルミナシオン映画祭
update 2010/11/16 10:22
函館港イルミナシオン映画祭実行委員会は15日、「第14回シナリオ大賞」のグランプリ(函館市長賞)に、茨城在住の渡邊由香さんが書いた「わたしは尿道」に決定したと発表した。
今年は225本の応募があり、同委員会によって選考した10作品を、今月5日に荒俣宏さん(作家)、加藤正人さん(脚本家)ら4人が最終審査を行った。
渡邊さんの作品は、主人公が製薬会社の泌尿器・排尿改善薬研究チームに配属され、挫折感を味わうも、社会人・研究員として成長していく物語。渡邊さんは「泌尿器疾患に戸惑ったのは私。患者の辛さ、創製の難しさ、誰もが老後に可能ある問題にも関わらず、口にしがたい風潮を映画にしたいと思いました。私ならではの発想で、伝えたい気持ちは負けないと意気込みました」と喜びのコメントを発表した。
同大賞は、函館の街から映画及びその人材を発掘・発信しようと「函館港イルミナシオン映画祭」に関連して1996年度より設けられている。今までに「パコダテ人」(前田哲監督、第4回準グランプリ作品)など、長編・短編を合わせて10本のシナリオが映画・映像化され、現在も1作品が製作途中。
今年の準グランプリは中村公彦さんの「指先に咲いた花」、審査員奨励賞は澤田サンダーさんの「暗闇の中に光る」が選ばれた。授賞式は12月3日、市内の金森ホールで行われる。
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