自閉症 特性に合わせ支援を 大阪の新澤さんが講演

update 2010/11/14 15:01


 【北斗】侑愛会おしまコロニー2010年度自閉症セミナーが13日、北斗市総合文化センターで開かれた。大阪府発達障がい者支援センター「アクトおおさか」の新澤伸子センター長が自閉症スペクトラル障害(ASD)の子供らの支援方法について講演し、障害当事者の親や教職員、支援関係者らが聴講した。

 侑愛会と発達障害支援センターあおいそら、道自閉症協会道南分会の主催。

 ASDは、自閉症障害やアスペルガー症候群などを疾患単位でとらえるのではなく共通の障害の連続帯としてとらえる考え方。

 講演で新澤センター長はASDの概要や症状を説明した後、自閉症の個々の特性に合わせた支援の必要性を説き、「かんしゃくやこだわりなど外から見える行動に対して対応するのではなく、なぜその行動が起きるのかという視点で対応することが大事」と述べた。

 当事者の言動を例示しながら、その傾向や対処方法などを説明。時間の概念や活動の流れの理解が困難な場合、スケジュールを視覚的に提示したり、タイマーや時計を生活の流れの中で利用するといった対応策をアドバイス。「長所と興味を生かした支援を。特定の場面で自立してできるようになったことを別の場面、地域でも段階を追って行って」と呼び掛けた。

 このほか、アクトおおさかの事業についても紹介し、受講者はメモを取るなどしながら学んでいた。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです