冬備え函館も衣替え、五稜郭公園で雪つり

update 2010/11/12 11:15


 函館市の五稜郭公園で11日、晩秋の風物詩「雪つり」の作業が始まった。この日は箱館奉行所前を訪れた観光客らが見守る中、同公園管理事務所の職員や市シルバー人材センターの作業員ら約15人がアカマツなどに縄を掛けていった。

 雪つりは、木に積もった雪の重みで枝が折れないようにするために行われる。各木に合った長さの竹を支柱に据え、頂点から円すい状に張った縄で枝をつる。同公園内では約30本を行う。

 毎年、立冬を過ぎたころに始めるが、今年は暖かく、1週間ほど遅れて開始したものの、この日は冷たい風が吹く中での作業となった。すべて終了するのに約3日かかるという。熊本市から旅行で来道した男性(21)は「雪つりは、テレビで見たことはあるが、本物は初めて。北国に来たと実感しました」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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