握りずし食べ放題 270人舌鼓 函館鮨同業会がイベント

update 2010/11/11 10:17


 函館近郊のすし店40軒でつくる函館鮨同業会(豊田隆夫会長)主催の「第2回函館すし祭」が10日、函館市大手町の函館国際ホテルで開かれた。職人15人が握るすしの食べ放題を270人が堪能。酢めしづくりの実演や料理に合う日本酒、サケの三平汁などが振る舞われ、お代わりが相次ぐ好評ぶりだった。

 4月の初開催の成功を受け、新米が出回る秋に合わせて準備してきた。今回もカウンター越しで客と職人が、温かな会話を交わしながら催しを楽しんだ。

 松前産のマグロや近海のイカ、ウニ、アワビ、イクラ、ボタンエビなど24種類のねたが並び、シャリは道南のふっくりんこを使った。

 職人の華麗な手さばきと新鮮なねたに目を奪われながら、来場者は至福の時を過ごしていた。ステージでは、ふっくりんこ60キロやすし券が当たる抽選会や、酢めしのこつを教える「シャリ合わせ」も行われ盛り上がった。

 北斗市の会社員、早川優雅さん(36)は「高級なすしをお腹いっぱい食べられて幸せ」、娘の結衣ちゃん(5)も「甘くておいしいタマゴをたくさん食べた」と満足の様子だった。

 早朝から仕込みに取り組んだ豊田会長(67)は「握りずしという食文化の素晴らしさを少しでも多くの人に感じてもらいたい一心で、仲間と頑張ってきた。イベントに協力してくれたホクレンなどの関係者にもお礼を伝えたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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