イルミナシオン映画祭上映作品決定 キャタピラーも上映

update 2010/11/11 10:16


 12月3―5日に行われる「第16回函館港イルミナシオン映画祭2010」(実行委主催)の上映作品が決まった。今年は「第60回ベルリン国際映画祭」で主演の寺島しのぶが銀熊賞を受賞して話題になった映画「キャタピラー」(10年、若松孝二監督)をはじめ、函館市や函館市観光協会などの全面協力のもとに函館でロケ撮影を行った「白い悪魔」(58年斉藤武市監督)など、新旧35作品を上映する。ほか、シンポジウムやパーティー、監督・俳優をゲストに迎えてトークショーも企画する。

 函館山山頂のクレモナホール、金森ホール、函館市地域交流まちづくりセンターの3会場で開催。初日は開会式やシナリオ大賞の表彰式のほか、唯一の海外招待作品である「クロッシング」(08年、韓国、キム・テギュン監督)など4作品、2日目は第60回ベルリン国際映画祭フォーラム部門招待作品として話題となった「川の底からこんにちは」(10年、石井裕也監督)など12作品、最終日は4時間38分の超大作「ヘヴンズ・ストーリー」(10年、瀬々敬久監督)など20作品を上映する。

 米田哲夫実行委員長は「今年は16回目。新たなスタートです。今年は深みのある作品が多いですが、あまり構えずに見てもらいたい。これからの映画界を担う、若手監督のショートフィルムも楽しんでほしい」と話している。

 入場料は全会場共通の3日間通し券(前売りのみ)が大人5000円、学生3000円、1日券(当日券500円増)が大人2500円、学生2000円。ほか、1回券も用意。チケットは松柏堂プレイガイドなどで取り扱っている。問い合わせは事務局TEL0138・22・1037。

提供 - 函館新聞社


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