西部地区テーマにまちづくり考える

update 2010/11/6 14:55


 官民、地域一体でまちづくりについて考える函館市主催の第21回まちづくり講座が5日夜、同市元町のFMいるか2階カフェ・ぺルラで開かれた。参加者は有識者の基調講演やパネルディスカッションを通じて市内西部地区のまちづくりについて考えを巡らせた。

 市内でまちづくりに携わるNPO団体のメンバーや一般市民ら約140人が参加。講演ではまちづくりや都市景観に詳しい東京大学先端科学技術研究センター教授の西村幸夫さんが「次世代につなぐ西部地区のまちづくり」と題して他都市の先進事例などを紹介した。

 西村さんは函館について「全国でもこれほど歴史的な街並みが保存できている地域はない」と称賛。そのうえで商店同士で建物の高さや看板を制限する協定を結ぶ大分県由布市湯布院町などを例に「地域で自立的に街並みを守っていくルールづくりが必要。古いものに新しいものがバランス良く調和し、市民がこんな街にしたいという合意を共有することが大切」と語った。

 続いて西部地区で活動する4人のパネリストが意見を交わし、「西部地区には建物だけでない魅力や歴史的な背景がある。それを市民に伝えていくことが大事」(箱館歴史散歩の会・中尾仁彦主宰)、「店をやりたい人や若い人たちが住めるようなまちに」(ギャラリーカフェ三日月・池井一季代表)との声が上がった。

提供 - 函館新聞社


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