本年度の白鳳章と青麒章の受章者を発表
update 2010/11/5 10:38
函館市文化団体協議会(文団協=宍戸雄一会長)は4日、本年度の白鳳(はくほう)章と青麒(せいき)章の受章者を発表した。白鳳章は、日本フラワーデザイナー協会道南支部の佐藤雄喜さん(69)ら3個人。青麒章には独立書人団道南支部の竹内玲子(号・鴻雪)さん(74)が選ばれた。贈呈式は、26日午後6時から函館国際ホテルで行われる。
両章とも函館市在往者か同市に活動拠点を置く団体、またはその団体に所属する個人が対象。白鳳章は、長年の活動が市の文化・芸術振興に貢献したことを評価。本年度で計101個人・団体が受章となった。青麒章は、1年間(前年9月から今年8月まで)に行った文化、芸術活動で優れた実績を上げ、今後の活躍が期待される個人・団体に贈られる。同じく67個人・団体が受章。各受章者の授章理由、コメントは次の通り。
◆白鳳章
佐藤雄喜さん(69)=函館市松風町=日本フラワーデザイナー協会道南支部
40年以上にわたり、生け花とは違うフラワーデザインの魅力を多くの人に伝え、市内で花にかかわる行事にも貢献してきた。「初めは苦労したが、身近にフラワーデザインを感じてもらえるようになったのも皆さんの助けのおかげ」。
布施谷信子さん(75)=同市柏木町=函館音楽協会
1960年にピアノ教室を開き、優秀なピアニストを育成、輩出してきたほか、最前線で活躍するピアニスト、研究者を招いた公演や講習会を開催し、市の音楽文化を支えてきた。「常に出発点の気持ちでおり、受章は大きな励みになる」。
和田五月さん(84)=同市日吉町=函館華道連盟
1953年に華道家元池坊入門。長年、函館の若手指導に尽力し、函館華道連盟会長などを歴任。現在は伝統文化子ども教室や花展を開催するほか、精力的に華道の研究を進める。「日本の伝統文化を伝えようと努力できたのは、家族や仲間のおかげ」。
◆青麒章
竹内玲子(号・鴻雪)さん(74)=同市本町=独立書人団道南支部
今年1月、国立新美術館(東京)で開かれた「独立書展」に大作「阿修羅」などを出品。書に対する情熱が評価され、会員に推挙された。「長い間精進すれば、評価していただけることを若い世代に伝えられる受章で、大変うれしい」。
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