函館市文化賞、島崎、渋谷、野又氏に
update 2010/11/4 11:20
函館市の文化の向上・発展に貢献した市民を表彰する本年度の市文化賞の贈呈式が3日、函館市民会館小ホールで開かれた。関係者ら約160人が出席。西尾正範市長から受賞した3人に賞状などが贈られ、長年にわたる精励をたたえた。
本年度は芸術部門(芸能)で函館ダンスアカデミー主宰の島崎啓子さん(65)=七飯町上藤城=、科学部門(人文科学)で、函館高専名誉教授の渋谷道夫さん(73)=函館市榎本町=と、野又学園理事長の野又肇さん(70)=同市柏木町=が受賞した。
島崎さんは函館初のジャズダンススタジオを開設し、洋楽舞踊を通じて芸術性の高い舞台作品を国内外で発表してきた。渋谷さんは民俗学研究で地域文化の伝承に取り組み、市文化財保護審議会の委員として文化財保護にも貢献。野又さんは学校法人野又学園理事長として、幼児から高等教育まで地域教育の振興に尽力したことが評価された。
式典で西尾市長は「これまでの3人のたゆまぬ精励に敬意を表する」とあいさつし、3人に賞状や記念品のブロンズ像などを手渡した。受賞者を代表して渋谷さんは「感無量で、多くの方々の協力があったからこその受賞。今後も努力を惜しまず、市の文化発展に貢献したい」と喜びを語った。
同賞は市文化賞審議会(座長・西尾正範市長)が審議し、市の芸術や文化の発展に寄与した個人・団体に贈られる。今年で61回目で、本年度は団体の該当はなかった。これまでの受賞者は本年度の3人を含め、個人138人、16団体に上る。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。