松前神楽に興味津々 太陽の子幼稚園
update 2010/11/3 14:02
函館市富岡町の太陽の子幼稚園(近藤智子園長、園児181人)が2日、園内に渡島神道青年会(水嶋恵嗣会長)を招いて松前神楽の観賞会を開いた。園児らは普段見る機会の少ない日本の伝統芸能を間近で鑑賞し、興味津々な様子だった。
七五三のお祝いとして同園が企画。毎年幼稚園などで松前神楽を披露している同青年会に依頼して実施した。
この日は榊舞(さかきまい)や三番叟(さんばそう)など7つの舞を披露。おんどりとめんどりのかぶとをかぶり、五穀豊穣を祈って2人で踊る二羽散米舞(にわさごまい)では、本来は米をまく代わりにチョコレートやキャンディーがまかれ、園児らは歓声を上げて受け取った。
最後に獅子舞が行われた。何人かの園児は頭をかんでもらったが、自分よりはるかに大きい獅子がステージを降りて近づくのに大泣きし、必死で逃げる園児もいた。
年長組の山田遼輝ちゃん(5)は「お獅子さんに頭をガブってされたけど、怖くなかった。教室でもらう千歳あめが楽しみ」と笑顔。同青年会の西牧涼さん(34)は「神楽は神様に見せるための、祈りの意味を持つ舞。小さなお子さんが伝統に触れるきっかけになったらうれしい」と話していた。
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