おたふくかぜ 流行の兆し 函館保健所

update 2010/11/3 14:01


 市立函館保健所が発表する流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の注意報が2日、5週間連続で出された。定点医療機関からの患者報告総数は第43週(10月25―31日)で606人となり、昨年度全体の報告数(33人)から約20倍の大幅増となった。同保健所は「手洗い、うがいをしっかりして、予防接種を受けてほしい」と呼び掛けている。

 流行性耳下腺炎は接触や飛沫感染が主で、ウイルスが体内に入ることで発熱を伴い、耳の下やあごの周辺が腫れるのが特徴。国立感染症情報センターによると、流行の周期は4年前後で、今年はその周期に当たる。

 函館市では5月17日に本年度最初の注意報を発令。学校の夏休みに伴って8月下旬でいったん終息したが、2学期が始まった後の9月下旬から継続している。市内小児科7カ所の定点医療機関からの報告数は17人(1定点あたり2・43人)で、注意報終息基準値を下回っていない。

 同保健所保健予防課は「感染しやすいのは2歳から小学校低学年の児童。ウイルスが体内に入っても症状が表れない場合もあるので、予防接種などで対応してほしい」と話している。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです