函館商工会議所、新会頭に松本氏就任
update 2010/11/2 10:09
函館商工会議所の臨時議員総会が1日、函館市大手町の函館国際ホテルで開かれ、高野洋蔵会頭(82)=道水会長=の退任と、松本栄一氏(70)=ホンダカーズ南北海道社長=の新会頭就任を承認した。新たな副会頭に佐藤祐幸氏(69)=佐藤木材工業会長=と永井英夫氏(58)=エスイーシー社長=を選任し、松本新体制が始動した。
4期10年の長きにわたって会頭を務めた高野氏から重責を引き継いだ松本新会頭は「身の引き締まる思い」と述べた。長引く不況や人口流出、観光客の減少など函館が直面しているさまざまな課題について「厳しい状況を打開するため、守りではなく外へ向けた挑戦が必要。行政や関係機関とも連携しながら新しい時代に向かっていきたい」と展望を語った。
5年後に控える北海道新幹線新函館駅(仮称)の開業に向け「首都圏との物理的な時間の短縮は大きなビジネスチャンス。これまでは道央圏に向けていた視点を東北や関東に移動する南進の政策が重要」と具体的な方向性を打ち出した。
副会頭は新任の佐藤、永井氏と、留任する木村孝男氏=函館空港ビルデング社長=、石尾清広氏=イシオ食品社長=の計4人で、松本新体制を支えていく。
松本氏は1940年、恵山町(現函館市)生まれ。函館商科短大(現函館短大)を卒業後、北海道ホンダモータース(札幌)に入社。2007年1月にホンダカーズ南北海道の社長に就任した。同会議所では、2008年から副会頭を務めていた。
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