棒二森屋でレジ袋有料化始まる

update 2010/11/2 10:08


 函館市若松町の百貨店「棒二森屋」(安藤正和店長)は1日から、本館地下の食品館でレジ袋の有料化を始めた。市内の大型百貨店では初めてで、買い物客からは「他店と同じで違和感はない」という声が上がる一方で、「ごみ袋代わりに利用していたので残念」との意見もあった。

 市、函館消費者協会と流通業者がレジ袋削減を目的に2008年9月に結んだ「3者協定」に同店も参加。1枚につき5円で販売する。同店営業企画部は「環境保護が第一の目的。レジ袋の収益も福祉などに活用したい」と話す。

 食品館の売り場では、レジ袋有料化に伴う大きな変化はなかったが、来店客の声もさまざま。レジ袋を購入した市内の近藤敬子さん(43)は「ほかのスーパーでも有料なので、特に不便とは感じない」と気にならない様子。マイバッグを持参した市内の主婦、笠井優子さんは「環境に配慮し、買い物に行く時は常にバッグを持ち歩いているが、ごみ袋も高いので無料のほうが助かる」という声も聞こえた。

 同店はホームページなどで有料化を告知。買い物客の反応を見て今後の対応を検討する方針。

提供 - 函館新聞社


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