東京国際映画祭、「海炭市叙景」受賞逃す
update 2010/11/1 10:27
函館出身の作家、佐藤泰志(1949―90年)の小説を函館市民が映画化した「海炭市叙景」が、アジア最大の映画の祭典「東京国際映画祭」(23―31日)に出品された。惜しくも受賞は逃したが、2回の上映はすべて満席となり、近づく公開に向けて反応は上々。同映画製作実行委が目指す観客動員数“7万人”も夢ではなさそうだ。
同映画は28日に、同映画祭の会場としては最大の644席を有するTOHOシネマズ六本木ヒルズの「スクリーン7」で上映。熊切和嘉監督ほか、小林薫さん、南果歩さん、加瀬亮さんなど主要キャストが舞台あいさつを行った。同映画祭事務局広報グループによると、30日も2回目の上映があり、両日ともに前売り券は完売。当日券も売り切れ、札止めとなる盛況ぶりだったという。
エキストラとして同映画に出演した七飯町大川、萩原清さん(66)は「最近は監督や役者さんも海炭市以外で活躍する機会を見ることが多く、映画の反響も大きいと聞いていたので賞を逃したのは残念。(11月18日の)試写会を楽しみにしたい」と話していた。
同映画は11月27日の函館での公開を皮切りに、全国60館で順次封切られる。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。