国立病院に乳がんサポートグループ発足

update 2010/10/30 11:44


国立病院機構函館病院(石坂昌則院長)は29日、乳がん患者サポートグループ「おしゃべり会(仮称)」を立ち上げ、同病院で初めての会合を開いた。同じ悩みや不安を抱える患者同士が打ち解け合い、前向きな姿勢で治療に臨んでもらおうと、相談支援室の看護師らが企画。2日には函館五稜郭病院(老松寛病院長)も同様の趣旨で、乳がん患者を対象にしたセルフケアグループを発足させており、治療とは別に精神的なサポートをする取り組みが函館市内の総合病院で広がりつつある。

 初回のおしゃべり会には、市内、近隣から通院する患者6人が参加した。冒頭、石坂院長が「和気あいあいの雰囲気の中でがんについて勉強してもらえれば」とあいさつ。次いで、担当看護師が会の趣旨を説明し、対象が乳がん患者とその家族であることや、同病院の通院患者以外も受け入れることなどを伝えた。改行 専門医によるミニ講座も開かれ、小室一輝外科医長が乳がん治療の最新情報や術後の副作用のリンパ浮腫について説明。「自分がどのタイプのがんで、どのような治療を受けているのか覚えておいてほしい」と述べた。

 その後、職員らも交えて親ぼく会に移り、参加者は自分の趣味について話したり、小室医長に個別に質問していた。

 参加者からは「受診時になかなか聞けないことを聞けてよかった」「気分が楽になった」といった声が聞かれた。

 同支援室は「治療のことだけでなく、患者の要望に応じて栄養や薬、医療費のことなどについても話をしていきたい」としている。

提供 - 函館新聞社


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