省エネ店舗の効果学ぶ 函館朝市研修

update 2010/10/28 14:17


 函館駅二商業協同組合(藤田公人理事長)主催の「函館朝市店舗研修会」が27日、函館朝市どんぶり横丁市場(函館市若松町9)で開かれた。釧路和商協同組合の山口和泉理事長を講師に招き、釧路和商市場(釧路市)が昨年度から導入した省エネ型店舗設備の効果について学んだ。

 釧路和商市場では、各店舗が売り上げアップを目的に照明の明るさを競い合うことで、使用電力量が年々上昇を続け、2008年度には年間の電気料金が4100万円までに膨れ上がった。そのため同市場では、従来の白熱電球から省エネタイプの高輝度放電ランプへのシステム変更を決断。これによって年間の電気料金は約1100万円節減された。さらに白熱電球使用時には発熱により痛みやすかった商品も大幅に長持ちするようになるなど、副次的なメリットも生まれたという。

 山口理事長は「当初は電気料金を抑えたいという経済的理由から取り組んだ事業だが、結果的に市場内の環境が改善され、販売側と利用者双方にプラスの作用が生まれた」と説明。またシステムを導入するにあたり、経済産業省が行っているCO2排出量取引の「国内クレジット制度」に採用され、事業費の3分の1の補助金を受けることができ「組合員への経済的負担が少なかったこともスムーズに導入できた要因となった」と明かした。

 藤田理事長は「今回の研修内容を参考にしながら、函館朝市でもエコロジーへの取り組みを本格化させていきたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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