北斗市半事業仕分け 市道管理の一元化「望ましい」

update 2010/10/28 14:16


 【北斗】北斗市版事業仕分けを進めている行財政改革推進会議(磯部正博会長)の会合が27日、市役所で開かれ、施設管理の在り方や業務の効率化など4点について、委員8人が協議した。現在、本庁舎地区(旧上磯町)と総合分庁舎地区(旧大野町)の二元体制で行っている除雪業務などの市道維持管理は、一元化して改善を図ることが望ましいとの意見が大半を占めた。

 市道の維持管理は、市土木課が所管する本庁舎地区の564路線は業者委託、分庁舎管理課所管の221路線は直営を基本として、区域を分担している。二元化により、市全体の状況把握の遅れや職員配置の非効率性を仕分けの課題に挙げた。

 市側は、少雪時に採算が取れず委託業者や重機の確保が難しいことや、市民要望にきめ細かく対応した除雪維持が難しい現状を報告。委員からは「降雪量の多い地域に車両を集中させる融通を利かせた除雪体制は可能か」との質問が出されるなど、体制を一元化して効率化を図っていくべきと意見が集中した。

 このほか、市直営の「せせらぎ温泉」は、将来的に指定管理者制度導入による民間活力の活用を念頭に、現状のままさらなるサービスや集客力向上を図る必要性などが指摘された。同会議での仕分け作業は今回で終了し、来月の会合で総括する。市は課題の洗い直しを進めて、来年度予算や施策への反映を検討する。

提供 - 函館新聞社


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