豊かな自然願い植樹 中の沢小55人が体験学習

update 2010/10/26 10:48


 函館中の沢小学校(三上清和校長、442人)の6年生55人が25日、函館市と七飯町の境を流れる蒜沢(にんにくざわ)川沿いで埴苗体験を行った。児童らはクワやシャベルを片手に自然とふれあい、元気いっぱいに活動した。

 週に3回行っている総合学習の授業の一環。NPO法人「北の森と川・環境ネットワーク」(影山欣一代表理事)の会員11人の協力で実施した。児童らは3年生の頃から同団体と交流があり、植樹のほかにも水辺の生き物観察など自然に関する体験学習を4年間行ってきた。今回は活動の集大成として、蒜沢(にんにくざわ)川沿いにキタコブシ25本とミズナラ20本の苗木を植えた。

 深さ30センチ、直径50センチの穴を掘り、根をおろして土を踏み固める。途中、ミミズなどの虫が地面から出てきて児童らが驚く場面もあったが、「この虫たちが土を耕してくれるんだ」と言いながら、手でつまんで根元におろしたりと、頼もしい一面を見せた。

 平野美沙希さん(12)は「土を掘るのに力がいる。石もゴロゴロ混ざっていて大変だった。横に伸びた根を傷つけないように、やさしく植えました」、宮崎浩司君(12)は「学校の花壇作りで土に触れることはあるが、本格的な植樹は初めて。仲間同士、いい思い出になる」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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