どつく進水式 本年度5隻目

update 2010/10/26 10:47


 函館どつく函館造船所(函館市弁天町20)で25日、本年度5隻目の新造船「OCEAN HARMONY(オーシャン・ハーモニー)」(約1万9850トン)の進水式が行われた。関係者や一般の見学者ら合わせて約500人が、新船の旅立ちを見守った。

 同船はシンガポール籍の木材兼ばら積み貨物船で、全長175・5メートル、幅29・4メートル、載貨重量3万1742トン。同社が独自で開発した通称「スーパーハンディ32」タイプとしては43隻目となる。

 進水式では、発注元の関係者らが見守る中、船体をつなぎとめていた支鋼などが合図とともに次々と外されると、船は一気に斜面を滑り降り着水。船首に置かれたくす玉も割られ、中から紙吹雪が華やかに舞い飛んだ。

 市内美原から訪れた70代の男性は、カメラを持参し式の様子を熱心に撮影。「迫力満点のシーンを収めることができた。次回もまた撮影したい」と興奮の様子だった。

 同船は内装工事などを済ませた後、12月上旬には船主へ引き渡される。同社は2013年度末まで、年間8隻の建造を計画し、次回の進水式は12月上旬を予定している。

提供 - 函館新聞社


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