渡辺さん親子が山の手に画廊開設

update 2010/10/23 11:43


 函館市山の手3の主婦、渡辺知子さん(38)と母の節子さん(63)が、自宅の一部を改装しギャラリースペース「画廊一花(いちげ)」を開設した。現在市内・近郊の作家3人の美術品を展示。同町内のような閑静な住宅街での開設は珍しく、知子さんは「静かな空間でじっくり作品を鑑賞してもらい、来場者との交流ができれば」と期待している。

 絵画鑑賞が趣味の知子さんは、七飯在住の日本画家・安積徹さんの作品に感銘を受け、昨年安積さんに師事。節子さんも、函館の陶芸作家・佐藤留利子さんの教室に通うなど互いに美術愛好者で、いつしか画廊の開設が夢になった。今年9月に自宅を兼ねた囲碁所「天元」の2階の和室を解体し、約1カ月間かけて画廊を完成させた。

 展示スペースは約30平方メートル。天井は集積材を使った独自の模様が特徴で、作品を照らすLED(発光ダイオード)の照明灯15基も用意した。現在安積さんの日本画、佐藤さんの陶器など計13点を展示しており、落ち着いた雰囲気の中で鑑賞を楽しむことができる。

 「一花」は、初春に咲くキクザキイチゲに由来。さまざまな花が芽吹く春の到来をイメージして名付けた知子さんは「友人から『一輪の花が咲いているような居心地のいいスペースだね。頑張って』と励まされ、地元の芸術文化に貢献する決心ができた。ぜひ来場してほしい」と目を輝かせる。

 午前11時―午後5時。木曜定休で入場無料。年内の展示は安積さんらの作品を入れ替える予定。年明け以降は1カ月単位での個展開催を考えており、出展希望者を募集中。1週間2万円。問い合わせ、申し込みは知子さん電話0138・56・4567、090・8372・5483。同画廊のホームページアドレスはhttp://art.galleryichige.com

提供 - 函館新聞社


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