毒キノコに要注意 全国で食中毒相次ぐ

update 2010/10/21 11:19


 キノコ採りに出かける人が増えるこの季節、食用キノコと誤って毒キノコを食べて中毒を起こすケースが全国各地で相次いでいる。函館市衛生試験所では「毒キノコは注意すれば見分けが付く。食用キノコと同じ場所に自生しているケースもあるので気をつけて」と呼び掛けている。

 同試験所理化学担当の岡田和広主査によると、正確な数は把握できないが、道内には数十種類の毒キノコが生育。キノコ採りの際には、キノコに詳しい人とともに行動して知識を得る、見分けがつかない場合は保健所に相談することなどが肝要だ。

 特に食用キノコと間違えやすい毒キノコは、クサウラベニタケとツキヨタケ。いずれもおう吐、下痢、腹痛などの典型的な中毒症状を起こす。クサウラベニタケはキノコ採りで人気のあるハタケシメジ、ツキヨタケはムキタケに形状が似ている。

 見分けるポイントはどこか。岡田主査は「クサウラベニタケは、かさの裏にあるひだがピンク色。くきが白く、内部が空洞化しているため折れやすい。ツキヨタケは、くきを折ると黒い染みがある」とアドバイスする。

 また、キノコ採りで山に入る際にはクマやスズメバチなどの野生動物の危険から身を守る必要もある。岡田主査は「クマについては、鈴や音の鳴るものを身に付け、集団行動することが大切。スズメバチは下ばかり見ていると巣の存在に気がつかない場合がある。注意確認を怠らないで」と話している。

提供 - 函館新聞社


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