ハマナス会が緑の島に記念植樹
update 2010/10/21 11:18
市内でハマナスの植樹活動を展開するハマナスの会(工藤えみ代表)は16日、函館市大町の緑の島で記念植樹「みんなでつくる緑の島公園U」を開いた。同会会員や市民約100人が参加。東側(豊川ふ頭側)で約100本を植えた。
同会は1997年に設立。市内の草木が育ちにくい場所で、潮風に強いとされるハマナスを植樹し、森林や景観保護の大切さを伝えている。これまで亀田川河口付近などで活動してきた。
「みんなでつくる―」は今年2月、市内で1回目を開き、参加者にハマナスの種や鉢を約100セット配布。それが育ち、植樹することとなった。このほか、2007年に開かれた全国植樹祭(苫小牧)で、天皇、皇后両陛下が植樹されたハマナスの苗木6本も用意された。
植樹会には西尾正範市長も訪れ、参加者を激励。参加者は手袋を着用し、スコップで穴を掘り、約50センチの苗木を丁寧に植えていった。函館港に囲まれ、東や南から潮風が当たりやすく、この日も冷たい風が吹きつけた。参加者は「天気が良いのに寒い」「早く大きくなって防風の役割を果たして」と話しながら作業を進めていた。
工藤代表は「この場所でハマナスが大きく育てば、中の芝生広場にまで潮風が通らなくなり、さまざまな花や木を植樹できるようになる。そして広場の活用方法も多様になってくる」と話していた。
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