函館ひまわりの会に社会貢献者表彰

update 2010/10/19 13:12


 障害児らのサークル「函館ひまわりの会」(藤井喜彦代表)が、社会貢献支援財団(東京)の本年度の社会貢献者表彰を受けることが決まった。藤井代表(75)は「父母や支援していただいた団体の協力があってここまで続けることができた」と受賞を喜んでいる。

 社会の各分野で顕著な功績を挙げながら報われる機会の少ない個人や団体を対象に1971年から表彰しており、昨年までの表彰は1万1800件以上に上る。今年は全国各地から寄せられた223件の推薦の中から「人命救助」「社会貢献」「特定分野」の計50件を選定した。

 ひまわりの会は1986年、当時函館凌雲中学校の特別支援学級の教員だった藤井代表や趣旨に賛同した父母で発足。教え子を大沼1周(14キロ)の全校マラソンで完走させたいと、五稜郭公園での早朝ランニングを始めたのがきっかけで、今も活動の柱として継続している。マラソンの公式大会にも出場し、ヨットやカヌー、スキーなども行い、心と体を鍛えている。

 今年25年目を迎え、現在、会には小学生から20代まで70人ほどが入会。中にはパラリンピックの陸上に出場した会員もおり、先ごろ行われた函館ハーフマラソン大会にも18歳―29歳の部に8人が出場し、全員完走した。

 活動を行うごとに会報を発行し、このほど327号を出したばかり。

 藤井代表は「これからも積極的に地域のマラソン大会に参加し、たくさんの人とふれ合いながら交流の輪を広げたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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