男も女も仕事・育児する時代

update 2010/10/18 14:22


 ベストセラー「女性の品格」の著者で、2001―03年まで内閣府男女共同参画局長を務めた坂東眞理子さんの講演「21世紀、女(ひと)と男(ひと)の再チャレンジ」が17日、ホテル函館ロイヤルで行われた。約400人の聴衆を前に、坂東さんは従来の男女の価値観を変えることの必要性を訴えた。

 家庭と仕事の調和を目指すはこだて男女共同参画フォーラム実行委の主催。坂東さんは厚労省が発表した09年の合計特殊出生率が1・37だっだことに触れ、「かつては結婚適齢期と言われた25―29歳の女性の8割が独身。結婚して家庭に入るという考えの変化が表れている」と指摘した。

 また、女性だけでなく、40―44歳の男性の未婚率が2割強あることを挙げ、「経済的な理由などから、独立して家庭を持つことをためらう人が増えている」と分析。85年に男女雇用機会均等法が施行されてから25年たち、「法律が整い、女性の社会進出も進んできた。これからは男女の別なく、仕事や育児に取り組む時代」と語った。

 坂東さんは、仕事一筋だった男性が定年後に家庭内で感じる悲哀を描いた渡辺淳一さんの小説「孤舟」(こしゅう)を例に出し、「みなさんも、ぜひ買ってご主人に進めて下さい」と会場の笑いを誘っていた。

提供 - 函館新聞社


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