江差高校創立80周年祝う

update 2010/10/17 11:25


 【江差】道立江差高校(館山昭校長、生徒374人)の創立80周年記念式典が16日、江差町伏木戸町の同高体育館で開かれた。全校生徒や教職員、道内外で活躍する卒業生ら約500人が80周年の節目を祝いながら、桧山南部地域の中心校としてさらなる飛躍と発展を誓い合った。

 式典は、第55回道吹奏楽コンクール・高校の部C編成で最高賞の金賞を受賞し、東京都府中市で開かれた第10回東日本学校吹奏楽大会でも銅賞を獲得した吹奏楽部による記念演奏でスタートした。

 館山校長は「人間で言えば傘寿に当たる年。歴史と伝統を作り上げて学舎を巣立った同窓生に敬意を表したい。地域に学び、地域に育ち、地域に貢献する人材の育成に取り組みたい」と式辞を述べた。

 同窓会・北鴎会の上野秀勝会長は「1万6000人を超える卒業生を輩出した本校で学んでいることを誇りに、明日の時代を輝かせる英知を学んでほしい」とあいさつ。来賓の神谷奈保子道教育委員長、同高OBの濱谷一治江差町長も在校生を激励。蠣崎幹太生徒会長は「校風や学校には卒業生の思い出が詰まっている。歴史の1ページにいる江差高校生として、3年間の高校生活を頑張りたい」と決意を述べた。式典では歴代校長やPTA会長の10人に表彰状を贈呈。同高と北鴎会で組織する80周年記念事業実行委から記念品として、スポットライトや屋外放送機材などの備品などが贈られた。

 同高は1930年開校の江差実科女学校がルーツ。49年に道立江差高等女学校と道立江差高校(旧)の統合で、江差高が誕生。熊石、乙部、奥尻の分校は、生徒数の増加に対応して分離独立。81年には普通科を江差高に、商業科、工業科、定時制普通科を旧江差南高に分離。旧厚沢部高と統合した上で伏木戸町の現校舎に移転した。

 旧江差南高は少子化の影響で96年に電気科、2004年に事務情報科を閉科。06年3月に江差高と統合して閉校した。統合校となった新生・江差高は、道内初の全日制普通科単位制を導入して新しいスタートを切った。

提供 - 函館新聞社


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